鶴
充実した音楽活動がもたらした新基軸
《L: 笠井快樹(テンパリドラム) 秋野温(うたギター) 神田雄一朗(ウキウキベース) :R》
プロフィール
埼玉県鶴ヶ島市の「鶴ヶ島西中学」の同級生の3人組。学生時代はともに同じバンドで活動していたが高校卒業と同時に個々別々にバンドを組み活動。お互いのバンドが同じ時期に解散し久しぶりにジャムったらしっくりきてしまい2003年に鶴を結成。バンド名は鶴ヶ島の頭文字の「鶴」に即決。お客さんを巻き込んで展開するライブパフォーマンスであっという間に話題になる。
オフィシャルHP
http://afrock.jp/
6月に開催されたREAL MUSIC VILLAGE 2016に出演いただいたときに、秋野さんは「絶賛制作中です」という話をしていたのだが、まさかここまで多面体の作品が来るとは想像していなかった。間違いなく、「ニューカマー」は鶴史上最も多様性に富んだ作品だろう。そしてその「ニューカマー」というタイトル。10年以上も活動を続けているバンドが、直訳すると「新人」というタイトルをつけるのは本当に思い切ったこと。しかし、インタビューでも語られているとおり、今の鶴は音楽的に充実しまくっている。その中で完成した「ニューカマー」、とにかく新鮮な驚きに溢れている。日本を2周して培った同方向のベクトルが、鶴に新機軸を与えた。それは、インタビュー後に行われたライブでも存分に発揮され、北海道のオーディエンスにも新しい鶴の姿が披露された。このバンド、個人的には過小評価され過ぎていると思う。そういう意味では、とんでもない音楽的ポテンシャルを備えた「ニューカマー」が、爆発する日は近いような気がするのだ。(橋場了吾)
「ニューカマー/鶴」
(2016.8.10発売/¥2315(tax out)/POCS1480)
1.未来は今だ
2.OK
3.高性能
4.フリーウェイ
5.321
6.明日はどこだ
7.Funky Father
8.君はワンダー
9.THAT’S ME
10.ニューカマー
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- 2016.08.31 Wednesday
- MUSIC NAKED(ハダカの告白)
- 08:35
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- by Ryogo Hashiba