Leola(2016.7.23 北広島・三井アウトレットパーク札幌北広島)
- 2016.07.27 Wednesday
- ライブ写真館
- 12:22
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- by Ryogo Hashiba
新たな境地へ旅立つ「太陽の声」
Leola(Vo&G)
プロフィール
2016年4月27日にシングル「Rainbow」でメジャーデビュー。ハワイ語でLeoは「声」、laは「太陽」。「太陽の声=Leola(レオラ)」が名前の由来。いつも優しく、ときに力強く、太陽は誰にでも降り注ぐ…そしてたくさんの命を創り出す。聴く人の「心の太陽」という存在を目指している。
インタビュー翌日、初めてLeolaさんの生の歌声を聴いた。おりしも太陽の光が燦々と降り注ぐ札幌にぴったりの、まさに「太陽の声」。3曲という短い時間だったものの、その存在感をしっかり北海道に刻み込んだ。2ndシングルとなる「Let it fly」はこれからリリースされるので、今後ライブを重ねて育っていく曲だろう。このタイミングでのインストアライブは、ライブで育ててきた「Rainbow」の成熟度と「Let it fly」の新鮮味を同時に楽しめる貴重なものだった。Leolaさんは間違いなく、近い将来もっともっと大きな舞台に立っているアーティストだ。「太陽の声」が、この夏さらに羽ばたいていく。(橋場了吾)
「Let it fly/Leola」
(2016.8.24発売/¥926(tax out)/AICL3150)
1.Let it fly
2.I believe
3.It's a "New day"
4.Let it fly instrumental
※初回限定盤(¥1389(tax out)/AICL3148/DVD付)、期間限定盤(¥463(tax out)/AICL3151/1曲入り)も同時発売
CDの購入はこちら → 【REAL MUSIC NAKED】Amazon Store
首都圏への人口・商業施設の集中からの脱却を図る「地方創生」が叫ばれる中、地方の企業はどのように先代からの伝統を引き継ぎながら、新たな事業展開を図っているのでしょうか?そこで、北海道札幌市に住む筆者が北海道の企業の社長に「地方創生」について伺っていきます。
今年創立60年を迎えた株式会社マツオは、タレで漬け込んだジンギスカンを提供している会社です。その4代目社長・松尾吉洋さんの北海道に対しての思い、そして同社の今後の展望について伺いました。
新千歳空港の「フードコート」に初進出
人材育成についてはどのようにお考えですか?
「正直に言うと人材難の時代ですね。10年前の募集と比較すると、採用費は確実に高くなっています。特に飲食業は「きつい」「しんどい」「休みが取れない」というイメージで捉えられがちな職種なのですが、今後のことを考えると、いかにマツオを愛してもらって長く勤めらもらうかが一番重要になって来ると思います。そこで今ちょうどワークライフバランスを取っていける仕組みを作るという取り組みをしていて、働くときは働き休むときは休むというメリハリのついた体制の構築に注力しています」
松尾さんが四代目社長に就任されてから2年強、初めて「店舗」ではなく「フードコート」にも進出されましたね。
ジンギスカンの味を知ってもらえれば、まだまだマーケットは広がると考えているので、全国的にジンギスカンの知名度を上げていきたいんです。とはいえ、いきなり店舗を出すというのはリスクがあります。フードコート業態で出展することで、通常の店舗よりもはるかに少ないイニシャルコストでチャレンジができますから、大阪や広島、福岡に店舗を出店する素地があるかどうかを知るには、フードコートというのはとても良い形態だと考えています」
フードコートと店舗の大きな違いはどこですか?
フードコートで食べる気軽さは大きいですね。店舗に入ってもらうよりも、ジンギスカンの知名度を上げるための接点がたくさんできています。あと、私たちの立場から言うと鍋洗いの時間がなくなるということが挙げられます。南部鉄器の鍋を綺麗にするには、あら洗いのあとに手作業で仕上げるという労力がかかるんです。松尾ジンギスカンは基本的にお客様に焼いていただくことにしているので、ピカピカに仕上げておく必要があります。油を塗って黒く光らせると見栄えはいいのですが、酸化もしますしホコリを吸収してしまいます。しかしフードコートでは、従業員が焼いて提供するので乾燥している鍋を必要としないので、コスト面で考えると大きいですね」
自社牧場を持つことで六次産業への足掛かりに
そのほかに取り組まれていることはありますか?
「今全国にいる羊は1万5000頭くらいで、北海道には1万頭弱の羊がいます。ジンギスカン用の肉はほとんどがオーストラリアとニュージーランドからの輸入になっています。そこで、今年48頭の繁殖用の羊と4頭の種羊がいる自社牧場をスタートさせます。生産から手掛けることで、生産・加工・流通・販売という六次産業に発展させていきたいと思っています。そして、羊の肉という素材の美味しさを伝える……世界的にみると、羊の肉は栄養価が高くヘルシーな肉として認知されているので、羊肉の良さを発信していく取り組みを続けていきたいと思います」
最後に、今のマツオが目指している姿とはどのようなものですか?
「60周年の訓示で従業員に話したんですが、今後も『北海道民に愛されるマツオ』を目指していきます。そのためにも、学校給食の提供など社会貢献活動は必要です。観光客の皆さんにジンギスカンの味を知ってもらいたいのはもちろんなのですが、一番大事にしたいのは、地元である北海道に愛されることだと思っています」
首都圏への人口・商業施設の集中からの脱却を図る「地方創生」が叫ばれる中、地方の企業はどのように先代からの伝統を引き継ぎながら、新たな事業展開を図っているのでしょうか?そこで、北海道札幌市に住む筆者が北海道の企業の社長に「地方創生」について伺っていきます。
今回は北海道で8割が消費されるという「ジンギスカン」を60年に渡って提供してきた、株式会社マツオ(本社・滝川市)の松尾吉洋社長にご登場願いました。松尾社長の祖父にあたる故・松尾政治氏が松尾羊肉専門店として立ち上げた同社は、北海道民であれば「松尾ジンギスカン」として誰もが知っている企業です。前編では、現在の飲食業界・ジンギスカンマーケットの状況、そして同社の施策について伺いました。
北海道の皆さんに愛される・支持される『松尾ジンギスカン』を目指す
今年でマツオは60周年を迎えました。
「私が常々従業員に話しているのは、地元・滝川で育ててもらったということを忘れてはいけないということなんです。これから80年、100年と続いていく企業になるためには、子供たちを含め将来にジンギスカン文化を伝え、北海道の皆さんに愛される・支持される『松尾ジンギスカン』であること。それがあってこその道外進出だと思っています」
松尾社長は今のジンギスカン市場をどのように捉えていらっしゃいますか?
ジンギスカンはニッチといえども特徴的なので、一般的な“焼き肉”とは競合しないと考えています。地元・滝川のお客様はもちろん、札幌ほか国内、インバウンドといったさまざまなお客様がいるマーケットですので、裾野の広さを感じますね。地元と観光、両方のお客様にアプローチできるのは強みだと思っています。現在、北海道以外では銀座・赤坂・新宿の3店舗を出店していますが、『松尾ジンギスカン』のマーケットはまだまだ作っていけるのではないでしょうか」
東京でのジンギスカンの広がりはいかがですか?
ジンギスカンを提供するお店が増えたといっても、日本に輸入される羊肉の8割が北海道で消費されていますから。日本の全人口の5%にも満たない北海道で8割が消費されているということは、どれだけジンギスカンが道外では馴染みがないかということだと思います。ただ自信を持って言えるのは、食べてもらえれば羊肉の印象は変わるということです」
子供たちに地元の味として認知してもらう取り組みをスタート
逆に、北海道でここまでジンギスカンが支持されている理由は何だとお考えですか?
ブランドプロミスとして『いつでも、どこでも美味しい道民のソウルフードとして、家族や仲間との思い出づくりに貢献し続けること』とあるのですが、ジンギスカンを通して楽しい思い出を作り続けてきた結果ではないかと思います。ジンギスカンの味だけではなく、楽しかった思い出が一緒にあること、そしてその場所に『松尾ジンギスカン』があることが重要ですね。毎年円山公園(札幌市西部にある桜の名所)では、ジンギスカンの材料・道具をすべて貸し出すイベントを行っていますし、花見と言ったらジンギスカンというのは北海道民だけですから(笑)」
外食産業全体では人口減に伴い縮小傾向になるといわれていますが…。
「それは仕方のないことだと思っています。外食産業が縮小するのに、これだけお店自体は増えている……そうなったときに、鍵を握っているのは子どもだと考えています。昨年から、滝川市の小中学校の学校給食に『松尾ジンギスカンの日』と題して食材を提供し始めました。これは、ジンギスカンの味を知ってもらうのではなく歴史を知ってもらうためなんです。ジンギスカンには「味付き」と「タレの後付け」の文化があって、滝川は前者なのですが、これは北海道が大正時代に軍服用の羊毛の自給を目指してスタートした『綿羊百万頭計画』が背景にあります。滝川と札幌の月寒に種羊所が設立されたのですが、滝川はもともと玉ねぎとりんごの産地だったことから、そもそも食用ではなかった羊肉を美味しく食べられるようにタレに漬け込んだのが「味付き」文化の起源なんです。玉ねぎやりんごを使ったタレに漬け込むことで、臭みを消し肉を柔らかくする……こういう歴史・知識をまとめたDVDも見てもらって、子供たちに自分たちの住んでいる町の味としてジンギスカンを認知してもらいたいなと思い始めました。今年は、新十津川町・雨竜町にも拡大、滝川がある中空知地区の学校に給食を提供しました」
新たな引き出しで勝負を賭けるメジャーという大海
《L: 小川真司(G) 森良太(Vo&G) 田中駿汰(Dr) 白山治輝(B) :R》
プロフィール
2007年5月、大阪にて中学の頃から音楽活動をしていた森を中心に同じ高校の軽音部だった白山とバンドを結成。精力的に活動し、2008年夏には当時のメンバーで閃光ライオット2008決勝に出場、準グランプリを獲得。2010年1月に小川が加入、2011年4月に田中が正式加入し、現在のメンバーとなる。2016年、EPICレコードジャパンよりメジャーデビュー。
オフィシャルHP
http://www.brianthesun.com/
ライブ情報
「夢チカLIVE VOL.114×No Maps」
2016.10.15(土) 札幌・KRAPSHALL
開場17:00/開演17:30
今の時代、メジャーやインディーズといった流通形態でアーティストを語ることはナンセンスに近いが、Brian the Sunは明らかに自分たちの立ち位置を認識し、サウンドをシフトさせた。メジャーデビューシングル『Heroes』で提示した世界観を更に推し進めた『Maybe』では、これまでの彼らとは違う新たな引き出しで勝負を賭けてきた。それが、見事にはまったという感じだ。複雑な構成や音数の多さに頼ることなく、純粋に曲の良さを前面に押し出すこと。Brian the Sunはメジャーデビューをきっかけに、間違いなくワンステップ上にやって来た。メジャーという大海を泳ぐためには必要だった、新たな引き出し。この引き出しを開いたことで、これまでの引き出しがさらに魅力的になる。Brian the Sun、もっともっと注目されていいバンドだ。(橋場了吾)
「Maybe/Brian the Sun」
(2016.9.7発売/¥1000(tax out)/ESCL4683)
1.Maybe
2.しゅがーでいず
3.Maybe(Instrumental)
※初回限定盤(¥1667(tax out)/ESCL4681-2/DVD付)も同時発売
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