chouchou merged syrups.

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    メジャーへのステップアップをきっかけに開花したポテンシャル


    《L:  鳥石遼太(B) 高垣良介(Dr) 吉塚翔太(G) 川戸千明(Vo&G) :R》

    プロフィール

    2010年結成、京都出身の4人組。「残響」直系と言えるカオティックで攻撃的なサウンドでありながら、相反するような内省的な歌詞と透明感のある憂いを帯びた歌声とが奇跡的に混ざり合い、唯一無二の世界観を作り出している次世代バンド。1stフルアルバム「yesterday, 12 films later.」でメジャーデビュー。

    オフィシャルHP

    http://chouchoumergedsyrups.com/
     




    インタビュー後記

    正直、攻撃性を高める方向への変化は予想外だった。chouchou merges syrups.がメジャーデビューするという話を聞いてから、おそらくもっと繊細な方向へ変化していくのではないかと予想していたので、「何度も」を聴いた時の衝撃度は半端ないものだった。そしてアルバム「yesterday, 12 films later.」の攻撃性たるや、心の奥底に眠る人間の一番突かれたくはない場所をえぐり取り続けるのだ。ヴォーカルの力強さが増したことで、よりそのえぐり方はえげつないものになった。インタビュー翌日のライブは、1年2か月ぶりの北海道だったのだが、もはや別バンドといってもいいほどの覚醒の仕方。この期間で手に入れた自信が、ひしひしと伝わってきた。メジャーデビューというステップで開花したポテンシャル。chouchou merged syrups.、とんでもないバンドへの成長途中のこの作品を聴き逃してはならない。(橋場了吾)
     

    yesterday, 12 films later./chouchou merged syrups.

    (2015.10.21発売/¥2500(tax out)/TECI1469)

    1.何度も

    2.ラストダンサー

    3.overdose

    4.scapegoat worldend

    5.スローモーション

    6.赤い砂漠

    7.メロウ

    8.irony

    9.或る種の結論

    10.strobila

    11.sweet november

    12.あなたの笑う頃に

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    SPYAIR

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      4人の集中力を最大限までに研ぎ澄まし完成した最高傑作



      《L:  KENTA(Dr) MOMIKEN(B) IKE(Vo) UZ(G&Pro) :R》

      プロフィール

      2005年に結成された、愛知県出身4人組ロックバンド。2010年にメジャーデビュー。これまでに17枚のシングル、3枚のオリジナルアルバムを発表。ライブチケットは発売と同時に完売するなど、その実力と人気で常に注目を集めている。2014年11月にリリースされたベストアルバム「BEST」はオリコンウィークリーチャート3位を記録。日本のみならずアジア・ヨーロッパなどでのCDリリースも行うなど、世界での活躍にも期待が高まっている。昨年ボーカルIKEの喉のトラブルによるバンド存続の大危機を乗り越え、今年結成10周年・デビュー5周年を迎えた彼ら。夏には富士急ハイランドにて、1万人単独野外ライブを大成功に収めた。12月には初の2大アリーナツアーが決定、2016年1月からはニューアルバム『4』を携えての全国ツアーを開催する。

      オフィシャルHP

      http://www.spyair.net/

      ライブ情報

      ●SPYAIR ARENA TOUR 2015『DYNAMITE』〜シングル全部ヤリマス〜

      2015.12.13(日) 愛知・日本ガイシホール

      2015.12.22(火) 埼玉・さいたまスーパーアリーナ

      ●SPYAIR TOUR 2016『4 -for-』(全国10都市11公演)

      2016.1.23(土) 札幌・ニトリ文化ホール





      インタビュー後記

      図らずも、IKEさんはインタビュー中にこんな言葉を口にした。「ようやく、自分の仕事を見つけました」ライブこそしていたものの、この2年間のオリジナルアルバムにおける空白期間は、SPYAIRにとって長く苦しい時間だったことは想像に難くない。それだけにアルバムレコーディングには「リハビリ期間」が必要で、かつこれまでにない集中力をもって臨んだことがうかがえる。そのような経緯で完成した「4」というアルバム。コンセプトありきではなく、1曲1曲のパワーが最大限になり、そのパワーが終結した結果最高傑作が完成した。完成形を気にしないことが逆に功を奏し、とてつもないパワーを生み出したのである。年末には大きなライブが2つ、彼らを待ち構えている。しかしながら、このような大舞台を「得意」といえるだけの自信があるSPYAIRに、死角は見当たらない。(橋場了吾)


      4/SPYAIR

      (2015.11.18発売/¥2700(tax out)/AICL2993)

      1.ROCKIN' OUT

      2.ファイアスターター

      3.アイム・ア・ビリーバー

      4.COME IN SUMMER

      5.Far away

      6.NO-ID feat.JASMINE

      7.ダレカノセイ

      8.EZ Going

      9.Someday, Somewhere

      10.4LIFE

      11.イマジネーション

      12.Stand by me

      ※初回限定盤A(¥3500(tax out)/AICL2989-90/DVD付)、初回限定盤B(¥3700(tax out)/AICL2991-92/2CD)も同時発売

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      fox capture plan(2015.11.13 札幌・Zepp Sapporo)

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        fox capture planのライブの様子です。(2015.11.13 札幌・Zepp Sapporo)

















        安岡 優

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          ソロワークで示した新機軸のバラードスタイル 


          安岡 優(Vo)

          プロフィール

          ゴスペラーズのメンバーとして1994年シングル「Promise」でメジャーデビュー。2000年にリリースした「永遠(とわ)に」の作詩を担当。空前のロングセールスを記録した。他アーティストへの楽曲提供・プロデュースなど多才な活動を展開。2015年10月21日アルバム「バラードが聴こえる」で初のCDパッケージをリリース。

          オフィシャルHP

          http://www.sonymusic.co.jp/artist/yutakayasuoka/
           





          インタビュー後記

          昨年12月にデビュー20周年を迎えた、日本におけるヴォーカルグループのパイオニア・ゴスペラーズ。2015年10月・11月は、メンバーそれぞれの活動を行う期間となった。その中で、安岡 優さんはソロワークを行った。初のアルバムリリース、東名阪ライブツアー…ゴスペラーズで聴かせるラブソングとは一味も二味も違う作風で、“ヴォーカリスト・安岡 優”にクローズアップした2か月となった。「バラードが聴こえる」の「バラード」とは、いわゆる「スローなラブソング」というジャンルを指すのではなく、「詩人がメロディに乗せて物語を伝える」というスタイルを意味する。安岡さんが今回のソロワークで提示した新機軸は、今の日本の音楽シーンの中でもかなり新鮮なものに映るだろう。作詩家として、ヴォーカリストとして、新たな挑戦をした安岡さん。その活動の幅の広がりは、12月から再び制作がスタートするゴスペラーズの更なる飛躍につながるに違いない。(橋場了吾)

          バラードが聴こえる/安岡 優

          (2015.10.21発売/¥2700(tax out)/KSCL2617)

          1.Luz 

          2.Border line 

          3.もっと君と話したい 

          4.あなたのせいさ 

          5.Door 

          6.坂道のうた 

          7.Welcome to the brand new world 

          8.チャネリング☆ファンク 

          9.The Birthday Song

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          plenty

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            あらゆる“愛”を詰め込んだplenty流のおもてなし 


            《L:  中村一太(Dr) 江沼郁弥(Vo&G) 新田紀彰(B) :R》

            プロフィール

            歌詞、曲、存在、それぞれが独特。そしてどこまでも確信的であり革新のロックバンド。2011年より江沼郁弥(Vo&G)、新田紀彰(B)の2人で活動していたが、2014年8月に新ドラマーとして中村一太が加入し、現在の3人体制となる。2015年10月7日に3rdフルアルバム「いのちのかたち」をリリースし、10月31日には2015年唯一のワンマンライブを日比谷野外大音楽堂で開催。

            オフィシャルHP

            http://www.plenty-web.net/

            ライブ情報

            plenty ワンマンツアー“いのちのかたち”

            2016.1.24 (日) 札幌・ペニーレーン24

            開場16:30/開演17:00
             





            インタビュー後記

            独特のたたずまいと、流行に左右されない創作性。plentyは常に変化し、常に予想(期待ではない)を裏切ってくれる。最新作となる「いのちのかたち」には、江沼郁弥さんの考える“愛”を詰め込んだという。それは恋愛に限らない“人間愛”と呼べるもの。さまざまな“愛”が積み重なって、「いのちのかたち」になった。今回のインタビューで印象的だったのが、江沼さんの「サービスとおもてなしは違う」という一言。まったくその通りで、この信念がぶれていないからこそplentyらしい世界が構築されている。「いのちのかたち」は、唯我独尊の道を往くplenty流のおもてなしに他ならない。(橋場了吾)


            いのちのかたち/plenty

            (2015.10.7発売/¥2500(tax out)/XQFQ1214)

            1.心には風が吹き 新しい朝をみたんだ

            2.シャララ

            3.子どものように

            4.体温

            5.above

            6.ドーナツの真ん中

            7.よい朝を、いとしいひと

            8.口をむすんで

            9.Laundry

            10.夜の雨

            11.さよならより、優しいことば

            12.愛のかたち

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