Salley

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    底知れぬ深い音楽性が生み出した「神の涙」


    《L: 上口浩平(G) うらら(Vo) :R》

    プロフィール

    透き通るようなアイリッシュ感と哀愁を帯びたロックサウンドで、邦楽シーンの真ん中を射る極上ポップデュオ。日本人のシンガーには珍しい地声とファルセットを巧みに操るこぶしや唄い回しが洋楽的で、オリジナルな世界観を生み出している。そのユニット名はアイルランドの伝統音楽「Down by the Salley Gardens」に由来する。音楽性は既存の枠を超えた良質なクロスオーバーミュージック。
    オフィシャルHP
    http://www.jvcmusic.co.jp/salley/
    ライブ情報
    SAPPORO MUSIC NAKED presents REAL MUSIC VILLAGE 2014
    2014.6.22(日) 札幌・北海道開拓の村
    開場10:00/開演10:30
    ※Salleyは14:00〜Music Frontiersに出演

    実はユニット名を決める時にSalleyの他にフューシャも候補に挙がっていたんです。 

    お二人にお会いするのは2013年12月に行われた札幌市時計台のライブ以来になります。アコースティックでのライブでしたが、楽曲の素晴らしさがより浮き彫りになったような気がしました。
    うらら「時計台は場所も照明も幻想的で、歌っていても凄い気持ち良かったですね。自分たちも厳かな気持ちでライブが出来ました。」
    上口「天然のリバーブも独特で気持ち良かったです。Salleyの曲はコードの上にリフを重ねて作っているので、ギター1本で演奏する時は土台のコード進行だけになるんですが、実はそのコード進行もSalleyっぽい響きを意識しているので、新たな発見があるかもしれないですね。」
    うらら「私は歌う時に何も考えないようにしているんですよね。なので二人の時は上口君のギターに引っ張っていってもらうというか。時計台の時は場の空気に乗せられましたね。」

    4月9日に1stアルバム「フューシャ」がリリースになりましたね。
    うらら「「フューシャ」というのはアイルランドのお花の名前で、ぶら下がるように咲くので現地では「神の涙」とという語源を持つんです。色も独特で「フューシャピンク」というようなビビッドなものもあります。実はユニット名を決める時にSalleyの他にフューシャも候補に挙がっていて、私たちは気に入っていたんですが、覚えやすさ・言いやすさを考慮した結果Salleyになったんです。1stアルバムは自分たちの名前を付ける方は多いと思うんですが、Salleyの歴史が詰まっているからこそ、「フューシャ」というユニット名候補をタイトルにすることで深みも出ますし、やっとこの名前を使えたという意味もあってこのタイトルにしました。」
    上口「誤解を恐れずに言うと、自分たちらしい楽曲が作れていれば、ユニット名にはこだわりがなかったんです。なので逆にSalleyにもフューシャにも思い入れがあって、「フューシャ」というタイトルは凄く腑に落ちましたね。」

    全曲聴かせていただいて、1stアルバムとしては衝撃的な完成度の高さだと思います。
    二人「ありがとうございます!」
    上口「曲を作るのは僕なんですが、うららが書く歌詞によって方向性や使う楽器が決まったりもするので、曲ありきなんですが命を吹き込むのはうららなんです。曲についてはどうしてもギターソロを入れたくなるんですよね。Salleyはヴォーカリストとギタリストの二人組なので、立ち位置をわかってもらう上でも僕的にはスッキリするんです。リズム隊のサポートミュージシャンの方にはモチーフは渡しているんですが、コード進行とキメさえ守ってくれればアプローチは自由にお願いしています。「この曲にはこの方」というディレクションが上手く出来たので、客観的に見ていいテイクを収録出来たと思っています。」



    6月22日は札幌の方々に見ていただけるというのがまず嬉しいので、自分たちも楽しんでライブをしたいと思います。

    歌詞をつける時はどういうことをイメージしながら書いているんですか?
    うらら「基本的には上口君が送ってくれた曲を何度も聴いて、パッと浮かんだ情景・色・感覚をキャッチする…そこから今まで自分が考えていたことや書きたいと思っていたことにリンクさせていく感じなんですよね。なので凄く歌で何かを伝えたいんだ、という気持ちはなくて、曲と歌詞が掛け算になるように、最初に浮かんだイメージを大切にしています。」

    Salleyの楽曲はいい意味で抽象的な歌詞が多くて、私はそれが凄く心地良いんですよね。
    うらら「そう言っていただけると凄い嬉しいです。「あたしをみつけて」はこんなに綺麗なメロディがあるのに、それを歌詞で壊したくないというか。それよりもメロディに寄り添える歌詞を書きたいというのがあるので、言葉が強すぎないようにという調節はしています。」

    個人的に一番びっくりした曲は「プレゼント」です。イントロとサビのギャップが素晴らしいです。
    上口「イントロとサビのJ-POP感のバランスは凄く考えましたね。自分のバックグラウンドを素材として持ってきて、サビはキャッチーにしたいなという思いはありましたし、これまでのSalleyとは明らかに印象が違うので、アルバムのいいフックになったかなと思います。」

    全13曲の最後を飾る「My Little Girl」は6分を超える大作ですね。
    うらら「この曲の歌詞はアルバムのために書いたんです。1曲目の「その先の景色を」はSalleyとして初めて二人で書いた曲で、これからの決意表明になっているんですが、アルバムの最後にペアになるような曲…今のSalleyがどうしていきたいのかを書きました。「My Little Girl」が最後に来ることで、アルバムを聴き終わった後に「Salleyはこれからどう大きくなっていくんだろう」と感じてほしかったんですよね。」

    そして6月22日・日曜日に北海道開拓の村で開催されるREAL MUSIC VILLAGE 2014への出演が決定しました、というかお願いしました(笑)。
    二人「ありがとうございます!」
    うらら「札幌でのライブがまだ少ないので、札幌の方々に見ていただけるというのがまず嬉しいので、自分たちも楽しんでライブをしたいと思います。」
    上口「単純に北海道で出来るというのが特別ですね。北海道の空気感を感じた上で、音楽でアウトプット出来ればと思います。」

    それでは最後に北海道のファンの方々にメッセージをお願いします。
    上口「1stアルバム「フューシャ」をリリースしました。これまでのSalleyとはまた違った印象を感じていただけると思うので、引き続き制作・ライブを頑張っていきますので応援よろしくお願いします。」」
    うらら「本当に北海道が大好きなんです(笑)。もっともっと北海道の方にSalleyを好きになってもらって、北海道に来たいと思いますので、よろしくお願いします。」


    インタビュー後記

    2013年5月にシングル「赤い靴」でデビューしたSalley。何といっても昨年デビューしたアーティストの楽曲としては白眉の完成度だった。こういうアーティストはアルバムで「?」になりがちなのだが、Salleyは見事にそのジンクスを打ち破り、想像を遥かに超える完成度のアルバムを作り上げた。それが「フューシャ」と名付けられた、Salleyとは一心同体となる作品だ。とにかくその音楽性の底知れぬ深さを聴きこんでいただきたい。ヴァラエティに富みながらも、抑えるところはきっちり抑えてあるこの作品は、1stアルバムとしては異例の凄さ。この二人が北海道開拓の村でどんなライブをやってくれるのかも、非常に楽しみだ。「フューシャ」とは別名「神の涙」とも呼ばれる花。神に選ばれし二人が、神をも感涙させる大作を世に出した。(橋場了吾)


    「フューシャ/Salley」
    (2014.4.9発売/¥3000(tax out)/VICL64145)
    1.その先の景色を(album mix)
    2.Agreed Greed
    3.green
    4.カラフル
    5.リセットの呪文
    6.fuchsia
    7.赤い靴
    8.青い鳥
    9.プレゼント
    10.愛の言葉(album mix)
    11.各駅停車
    12.あたしをみつけて
    13.My Little Girl
    ※初回限定盤(¥3500(tax out)/VIZL649/DVD付)も 同時発売
    CDの購入はこちら →
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    近藤夏子

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      「スマイる!」を実践する等身大のシンガーソングライターの挑戦


      近藤夏子(Vo&Key)

      プロフィール

      島根県出身のシンガーソングライター。2歳からピアノを習い、中学2年生の頃からオリジナルの弾き語りを始める。 高校卒業後は大阪に住み、専門学校に通いながら本格的に音楽活動がスタート。ストリートライブやライブハウスでの活動を続け、関西のインディースバンドシーンで話題を集めるようになる。2010年、『リアルでゴメン…』でワーナーミュージック・ジャパンよりメジャーデビューを果たす。キーボードを立って激しく弾く「叩き弾き」のライブパフォーマンスで、エネルギッシュなアッパーチューンから、聴きかせるバラードを織り交ぜた演出で魅了している。ファッション誌のスナップをきっかけに、数多くの雑誌に読者モデルとして登場し、自己発進力溢れるファッションセンスから、現在も多数の雑誌にファッションモデルとして出演している。飾らない素の自分で、真っ直ぐに全力で生きている姿が、女性を中心に多くの人の心を魅了している。
      オフィシャルHP
      http://kondo.natsuko.asobisystem.com/

      「スマイる!」は改めて「楽しい」とか「嬉しい」とか感謝を感じながら作ることが出来ました。 

      近藤さんにお会いするのは昨年のJOIN ALIVEのバックステージ以来…改めてそのステージの感想を教えていただけますか?
      「JOIN ALIVEの記憶といえばケータリングのホタテを13枚食べたことです(笑)。「JOIN ALIVE=ホタテ」というイメージです(笑)。もちろんライブ後に食べましたから!ライブは凄い盛り上がりでしたね。北海道のでフェスは初めてだったんですが、自然が広がった場所で歌える感じ、そしてホタテ(笑)…北海道感があるフェスが凄く楽しかったので、凄く思い出に残っていますね。遊園地の真ん中だったので、私もアトラクションの一つのつもりで歌いました。温かいお客さんばかりで助けられました。フェスは初めて私を見てくださる方もたくさんいるので、一番近藤夏子らしいライブ…どこでやっても盛り上がるライブを意識しています。」

      2014年に入ってからはどんな活動をされていましたか?
      「2月に初のスタイルブック「ナツコトバ」が出て、ファッションだったり音楽活動だったり詩集ページだったり、とにかく一冊で近藤夏子の色々な部分を見てもらえるという本を出させていただきました。そして3月にはミニアルバム「スマイる!」がリリースされて、2月・3月と立て続けに出たので忙しくしています。」

      「ナツコトバ」は初のスタイルブックということで、CDリリースとまた違った気持ちがあったと思います。
      「本では声や音を伝えられないので、開いた時の写真や文字で伝えるということを意識しました。その中で近藤夏子らしさをどう出すかというのは正直難しかったですね。だからこそカメラ目線の写真ではなく、自然な私の表情…私の日常を切り取った本にしたくて、スッピンもありますし、音楽でも本でも飾らない近藤夏子を見てもらおうと思って楽しく作ることが出来ました。」

      そして3月5日にミニアルバム「スマイる!」がリリースされましたが、久々のCD作品になりましたね。
      「2年間ずっと早くリリースしたいと想いながら活動してきたので、今までとは違う気持ちがありました。私の場合はありがたいことにこの2年間、タレントとしてのお仕事も増えていたので、仕事を頑張れば頑張るほどCDをリリースしたいなという気持ちが大きくなりましたね。その中でのリリースだったので、コンスタントにリリースしていた時よりも、改めて「楽しい」とか「嬉しい」とか感謝を感じながらCDを作ることが出来ました。




      私が恋愛に関しては女っぽい性格なので、そういう面を前面に出すことが私にとっての会話なんです。

      ボーナストラック含め全6曲、近藤夏子以外の何物でもないCDだと思いました。
      「ですよね(笑)。今までのCDの中でも、一番ストレートな近藤夏子を表現出来たかなと思っています。タイトルは一番最後につけたんですが、コンセプト自体は近藤夏子をどう表現したいかを考えた時に、私自身よく笑いますし、私と会っている時に笑ってくれる人も多いので、笑顔というのをコンセプトにして「スマイる!」という笑顔の動詞形を造りました。今回のアルバムで初挑戦しているのが「自分の実体験を聞いて!」という歌だけではなく、誰かのために作った曲…「笑ってこぉ」はテレビ番組の中で小学生の女の子から依頼を受けて作った曲ですし、「10/05」は一緒に番組をしている芸人さんの結婚式で歌わせていただいた曲です。そういう楽曲をCDにしたのは初めてですね。」

      本当に女心のイタい所を上手に突いてくるなと。
      「私が恋愛に関しては女っぽい性格なので、そういう面を前面に出すことが私にとっての会話なんです。そうすれば皆も語ってくれるという感覚で赤裸々に語っていますね。男性には「女の子ってこんなこと考えてるんだ」と思ってもらえれば嬉しいです。」

      そして「Colette??」「甘い恋」は自分自身では作詞作曲していない提供曲なんですよね。
      「(自作の曲とは)全然違いましたね。曲を作っていただいたのも初めての経験で、刺激しかなかったです。自分の曲は誰よりも先に私が知っているじゃないですか。でも提供曲は「聴いて覚える」「歌詞を自分のものにする」という作業が難しくて…その逆に「他の人の曲を歌う」という楽しみもあるんです。自分の曲じゃないからこそ「このメロディ好き」というのを素直に思えましたね。純粋に「好き」という感情でした。ただ「クレジットを見なかったら夏子の曲だと思った」という感想を多数いただいています(笑)。」

      それでは最後に北海道のファンの方にメッセージをお願いします。
      「近藤夏子はとにかく笑っていたいなと思って「スマイる!」を作りました。一人ではなく、誰かと一緒に笑って楽しんでほしいなと思います。一緒に笑えるような環境を作りたいと思っていますので、これからも応援よろしくお願いします。」



      インタビュー後記

      まさに「スマイる!」なシンガーソングライターだ。ステージ上でもインタビュー中も笑顔が絶えない。そんな等身大の近藤夏子さんが詰まった「スマイる!」には思わず笑顔になってしまう楽曲が凝縮されている。今作で初挑戦した「他の人のために書いた曲」「他の人が書いた曲」もすべて自分のものにし、近藤夏子色に見事に染め上げている。現在のところ、北海道でのライブの予定は組まれていないが、北海道のリスナーも近藤夏子の「スマイる!」を心待ちにしている。(橋場了吾)


      「スマイる!/近藤夏子」
      (2014.3.5発売/¥1667(tax out)/YRCN95227)
      1.白馬の王子様
      2.笑ってこぉ
      3.Colette??
      4.10/05
      5.甘い恋
      6.近大の歌(ボーナストラック)
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      黒木渚

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        “音楽という剣”で聴く者を刺激する21世紀のジャンヌ・ダルク


        黒木渚(Vo&G)

        プロフィール

        宮崎県出身のミュージシャン。 幼少期に日本舞踊をやっていた祖母の影響で漠然とステージに対する憧れを抱く。高校卒業後、福岡へ。ステージへの憧れから演劇部か軽音楽部に入るか悩んだが、軽音楽部に入部。ギターを独学で学び、市内のライブハウスで弾き語りを始め、2010年12月には自らの名前を掲げたバンド「黒木渚」を結成。2012年12月にデビューシングル「あたしの心臓あげる」をリリース。これが有線インディーズチャート1位を獲得し、翌年1月から全国発売へ。2013年3月には1st mini album「黒キ渚」をリリース。同年8月には大型野外フェス「SUMMER SONIC 2013」のSONIC STAGEに出演する。同年12月19日に突如バンド解散を発表。2014年からソロとしての活動を開始した。
        オフィシャルHP
        http://www.kurokinagisa.jp/
        ライブ情報
        黒木渚 ONEMAN LIVE TOUR「革命がえし」
        2014.5.2(金) 札幌・cube garden
        開場18:30/開演19:00

        「革命」はジャンヌ・ダルクがテーマ…ソロになった自分の心境と重なるところもあります。 

        渚さんにお話を伺うのは4か月ぶり…前回はインタビュー翌日がイベントライブでしたね。スリーピースバンド・黒木渚としては北海道ではラストライブになりました。
        「そうですね。前回の札幌も楽しかったです。音楽が好きなお客さんが来られているので、全力でぶつかっていっても大丈夫だなと思って安心して黒木渚を全力でやりました。イベントライブでトリで出て、アンコールをもらえた時の「認めてもらえた感」という喜びがありますよね。」

        その翌日がインストアライブでした。
        「前日のライブと同じ曲もあったんですが、アコースティック版だったので雰囲気が全然違ったかなと思います。」

        そして年末にバンドとしては解散、ソロアーティスト・黒木渚という大きな変化がありましたね。
        「(九州から)上京したのが去年の2月だったんですが、上京してから2か月くらいでふとよぎり始めたんですよね。不完全燃焼感があったというか。黒木渚という名前を掲げてバンド活動をしているのに、もうちょっとやれる・もっと余力がある様な感覚が同時にあったんです。自分で作詞・作曲をしているので、もっとイニシアチブを握って活動をするべきではという気持ちが湧きあがって…。ただメンバーが親友だったので、なかなか言い出せなくて…自分の人生に引きずり込んだという思いもあったんですが、お客さんのピュアな目線を見ていると中途半端に薄まってしまった黒木渚のまま行くのはあり得ないことだなと思って、勇気をもって今年からソロアーティストになって濃度を高めた作品を出していこうと決意しました。」

        4月2日にアルバム「標本箱」がリリースになりますが、1曲目の「革命」は強烈なインパクトを持っていますね。
        「「革命」はジャンヌ・ダルクがテーマになっているんですが、彼女は底抜けにカッコいいですよね。女性一人で先頭に立つことはとても怖かったでしょうし、当時としては革命的な出来事だったと思うんです。でもその立ち位置を引き受けて、迷うことなく進んでいく姿に同じ女性として憧れの気持ちがあります。そしてソロになった自分の心境と重なるところもありますね。新しい黒木渚をこの「革命」という曲で始めていこうと思いました。」



        「標本箱」に出て来る女性はバラバラのように見えて、全部私から出て来た女性たちだなと思います。

        「革命」以外にもインパクトのある楽曲が揃っていますが、アルバムタイトル「標本箱」も強烈ですね。
        「「女」というコンセプトで曲作りをしていたので、「女図鑑」とかタイトルの候補はいくつかあったんですが、ジャケットの撮影をしている時にアートワークとのハマリの良さが「標本箱」がぴったりだったので、このタイトルにしました。」

        「女」縛りというのもアイディアを出すのがなかなか難しいと思うのですが…。
        「11曲入りなので11人の女性がいるという事なんですが、女模様もバラバラのように見えて、全部私から出て来た女性たちだなと思います。優しい女・高い志を持った女・怖い女・凶器に満ちた女…色々いるんですがそのすべての要素が私の中にあって、女性という生き物が多面的であるということを示したかったんです。」

        サウンド面では「あしかせ」という楽曲では二胡が使われています。
        「私も二胡を間近で見たことがなかったんですが、大陸的なサウンドがほしいなと思っていて、二胡を弾ける方を探しました。イメージとしては遠くで鳴っている感じだったんですが、実際聴いてみると温かくて。なので近くで鳴っているような配合にしようと思ってアレンジしました。」

        5月2日・金曜日には札幌・cube gardenでワンマンライブがありますね。
        「「来年こそは北海道でワンマンを!」と去年思っていて、今回ワンマンライブの会場を設けることが出来て、北海道の方々の力だと思っています。なので全力でお返ししないと思っていますし、皆さんの気持ちが背中に乗っている安心感…手綱を引いて導いてくれる方がいるからまっすぐ走れるんだなと思います。」

        それでは最後に北海道のファンの方々にメッセージをお願いします。
        「2014年からソロの新生・黒木渚として頑張っていますので、皆さん、正々堂々よろしくお願いします!」



        インタビュー後記

        インタビュー翌日はインストアライブがあったのだが、カラオケにエレキギターとヴォーカルを合わせるという、これまた革命的なスタイルで新生・黒木渚を印象付けた。そして強烈な楽曲揃いの「標本箱」でソロアーティストとしてのイメージ付けは大成功だろう。この世界観がワンマンライブでどう化学反応を起こすかは非常に興味深いところ。おそらく彼女がすることなすことすべてが革命的要素に満ちている。21世紀のジャンヌ・ダルクは日本の音楽界の頂点を目指し“音楽という剣”で、聴く者の心を刺激し続けている。(橋場了吾)


        「標本箱/黒木渚」
        (2014.4.2発売/¥2800(tax out)/LACD0247)
        1.革命
        2.金魚姫
        3.フラフープ
        4.あしながおじさん
        5.はさみ
        6.ウエット
        7.マトリョーシカ
        8.うすはりの少女
        9.窓
        10.テーマ
        11.あしかせ
        CDの購入はこちら →
        【SAPPORO MUSIC NAKED】Amazon Store


        REAL MUSIC VILLAGE 2014…ステージ&タイムテーブル

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        こちらのイベントは終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!



        【SAPPORO MUSIC NAKED】6周年記念イベントとして6月22日・日曜日、北海道開拓の村で開催される「REAL MUSIC VILLAGE 2014」。ステージ・タイムテーブルを発表しました!



        《チケット情報はこちら》
        大人5,400円/中学生以下2,700円
        ※ともに税込・入村料込です。ステージはすべて屋内ですので雨天決行です。
        ※3歳以下のお子様は無料です。
        ※北海道開拓の村の体験施設もご利用いただけます。
        ※一般発売は4月5日(土)10:00 当サイト上&LAWSONチケットにて開始します。

        当日券は6月22日(日)10:00〜発売します!
        大人6,000円/中学生以下3,000円



        REAL MUSIC VILLAGE 2014…出演者への想い

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        こちらのイベントは終了しました。たくさんのご来場ありがとうございました!



        【SAPPORO MUSIC NAKED】6周年記念イベントとして6月22日・日曜日、北海道開拓の村で開催される「REAL MUSIC VILLAGE 2014」。このイベントの趣旨に賛同していただき、かつ出演していただくアーティストの共通点は「直接お会いしてインタビューをさせていただき、ライブを拝見し、より多くの方々にその音楽が届いてほしい」ということです。
        全12組の出演アーティストが発表されていますが、それぞれのアーティストに対する想いを綴ってみたいと思います。

        ★出演者からコメントが届いています!


        アキオカさんの存在はかなり前から存じ上げていましたが、直接お会いしたのは2013年になってから。音楽を続けることに対して悩みに悩んでいた時期に出来た「羽根がない」という曲に衝撃を受け、ライブでも伸びやかな歌声を聴かせてくれる、そのシンガーソングライター然とした姿勢は、北海道在住アーティストの中でも一際抜きん出た存在です。是非とも彼女の歌から勇気を受け取ってもらいたいと思います。


        飯濱さんには2013.6に開催された「The REAL Music」にも出演していただいたのですが、その研ぎ澄まされた世界観は必聴です。その世界観をさらに強固にするべくame full orchestraのヴォーカルに抜擢された池守さんの強さを備えたハイトーンヴォイスは、一度聴いたら忘れられない歌声です。アコースティックで演奏するというのは珍しいので、この機会をお聴き逃しなく!


        マルチミュージシャン・磯貝サイモンさんとの出会いは椎名慶治さんがきっかけでした。その時はプレイヤーとしてギター・ピアノを自由自在に操る姿を見て「凄いミュージシャンがいるものだ」と感心していました。その後作家としても花が開き、ソロアーティストとしても素晴らしい作品をリリースしています。椎名さんと共にやって来るということは、ひょっとしたらひょっとするかも…?


        今回北海道開拓の村という子供たちもたくさんやって来るであろう場所での音楽イベントということを考えた時に、真っ先に浮かんだのが小高芳太朗さんの存在でした。LUNKHEADの要なのはもちろんですが、ソロライブでもその存在感は抜群。実はそのソロライブの中で、あるアニメのテーマソングをカバーしていたのですがそれが凄まじかったのです。その曲は今回お願いしてやってもらいますので、お子さん連れの方は彼のステージをお見逃しなく!


        木箱のお二人とのお付き合いはすでに5年近くになります。「回想未来」といういわゆるEDMとは一線を画した透明感溢れるヴォーカルとサウンドに彩られた音楽に衝撃を受けました。SAyAさんのウィスパーヴォイスと西村さんのストイックに練り込まれたサウンドの融合は病みつきになること間違いなし。色々な場所でライブ経験のある“実績”にも期待大です。


        小林さんのライブを初めて拝見したのは6年前、インタビューさせていただく前日でした。当時からルックスにも注目が集まっていましたが、今や「アジアでもっとも美しいサックス奏者」と称されるように。もちろん音楽性の高さ・幅広さも素晴らしく、ジャズフィールド以外のイベントに出てほしいという希望を叶えてくれました。そして6年前のインタビューで「子供たちにサックスの素晴らしさを教えたい」とお話ししてくれたことが印象に残っていたこともあり、どうしても出演していただきたいアーティストの一人ということでオファーさせていただきました。


        個人的には2013年最高の新人アーティストです。デビューSg「赤い靴」を聴いた時の衝撃は、いまだに忘れられません。アイリッシュサウンドをベースにした透明感のあるうららさんのヴォーカルとメランコリックな上口浩平さんのギタースタイル…これが日本人の琴線に触れないわけがない!J-POPの未来は彼らにかかっていると言っても過言ではないと思います。鳥肌必至のSalleyの音楽をお楽しみください!(新アーティスト写真!)


        この方については語ることはないでしょう(笑)。なんて書いたら怒られるのでちょっと真面目に。筆者(管理人)と椎名さんは同じRabbit-Man(1975年生まれのウサギ年)ということもあり、SURFACEのデビュー当時からの大ファンで、東京までライブを追っかけしたことがあります。その椎名さんとは【SAPPORO MUSIC NAKED】で何度もインタビューさせていただき、そしてそのプロ魂に改めて惚れ込み、「The REAL Music」から2年連続でその熱い歌声を披露してもらうことにしました。


        私が音楽業界に入りたての15年前、先輩がいない状態でひとりでアテンドした初めてのアーティストがSKOOPから改名したばかりのSkoop On Somebodyでした。そのカッコ良さ、とんでもないオーラから「ステージに立つ人は全然違う」という衝撃は、昨日のように思い出されます。その日から私の中の憧れのオトナになったSOSにこのイベントに出て頂けることは至福の極み。15年分の想いを、皆さんと分かち合えれば幸いです。


        実は中西さんには【SAPPORO MUSIC NAKED】以外でインタビューをさせていただきました。90年代を代表するアーティストに関わらず、こちらの質問に真摯に答えてくださる姿勢に感銘を受け、いつかイベントでご一緒したいと思っていました。最近は子供向けの楽曲にも積極的に関わっていることもあり、今回のイベントにはぴったりだと思いオファーさせていただきました。6/22は名曲と共に子供向けの楽曲も披露予定、家族であの伸びやかなヴォーカルをご堪能ください!

         
        北海道でアコースティックイベントを開催するに当たり「北海道出身者で全国を飛び回り音楽活動をしているアーティスト」はどうしても入れたかったわけです。候補は数組いたのですが、その中でも“リアルミュージシャン”という意味においてもこの方にお願いしました。白老町が生んだピアノマンの、変幻自在の鍵盤捌きとソウルフルでハスキーなヴォーカルは歴史風情溢れる場所にぴったりのはずです。というわけでミトさんにはもの凄く大切な時間帯で歌っていただきます!(詳細は3月下旬発表)


        デビュー当時からそのポップセンスの評価が高かった吉田山田の人気を決定づけた「日々」。私もこの曲を聴いてガツンとやられた一人です。誰しもが経験するであろう日常を見事に切り取ったバラードは、彼らの音楽センスの結晶です。そしてライブも老若男女が楽しめるエンタテインメント性の高いもの。2月のワンマンライブの素晴らしさの余韻を、北海道開拓の村で感じ取ってほしいです。

        《チケット情報はこちら》
        大人5,400円/中学生以下2,700円
        ※ともに税込・入村料込です。ステージはすべて屋内ですので雨天決行です。
        ※3歳以下のお子様は無料です。
        ※北海道開拓の村の体験施設もご利用いただけます。
        ※一般発売は4月5日(土)10:00 当サイト上&LAWSONチケットにて開始します。

        当日券は6月22日(日)10:00〜発売します!
        大人6,000円/中学生以下3,000円



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