吉田山田

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    「吉田山田」としての自信と覚悟が詰まったマスターピース


    《L: 吉田結威(Vo & G) 山田義孝(Vo) :R》

    プロフィール

    1999年頃、吉田と山田が東京都立の高校に同期入学。山田は入学式から金髪。2001年頃、高校三年の時に夏の文化祭に向けて結成されたアカペラグループ「ワンツーポパイ」に、吉田と山田が参加。しかし、グループは高校卒業と同時に自然消滅。2003年頃、山田がどうしても音楽をやりたい!!と強く思い始め、音楽をやるなら吉田とやりたいと、改めて吉田に声を掛け、吉田山田誕生。2005年頃から本格的な音楽活動をスタートさせ、原宿のライブハウスで音楽業界関係者から声をかけられ、プロとしての活動を意識し、その後3年間は、ひたすらに楽曲制作に焦点を置き活動していく。2009年10月、1stSg「ガムシャランナー」でメジャーデビュー。
    オフィシャルHP
    http://yoshidayamada.com/
    ライブ情報
    3rdアルバム「吉田山田」リリースツアー!吉田山田 TOUR 2014
    2014.2.1(土) 札幌・cube garden
    開場16:30/開演17:00

    「ちゃんと今の吉田山田が詰め込めたんだな」という自信、これから音楽で何かを成し遂げていくぞという覚悟を込めてこのタイトルにしました。 

    2013年は吉田山田のお二人にとってどんな1年でしたか?
    吉田「1年を振り返るたびに「去年よりもたくさんのことに初挑戦して刺激的な1年でした」って言えるんですよね。特に2013年は山田がミュージックビデオの中でアニメーション制作をやったり、その原画の個展を開催したり。そして二人ともフルマラソンに挑戦しました。僕は趣味で走っているので、フルマラソンの42.195kmの大変さがなんとなくわかっていたんですが、山田は中学以来スポーツを全然していないはずなんですよ。」
    山田「そうですね、気持ちで行けるんじゃなのかなと(笑)。練習を始めたらきつくて、5kmでギブアップ寸前でした。本番1か月前までに25km走れるようになったので、心の余裕が出来て練習をあまりせずに本番に臨みました。正直本番はめちゃくちゃきつかったですね。」
    吉田「でもフルマラソンの後に、もともとあった曲の歌詞を全部変えたんです。もともとひとスパイス足りないなと思っていた楽曲があったんですが、新たな歌詞を作ることが出来たので、自分たちの中に何かが養われたんだなという実感がありましたね。」
    ※フルマラソンは二人とも無事5時間を切るタイムで完走しました。

    音楽以外の経験が音楽活動にもいい影響を与えているんですね。
    山田「僕の場合は絵もそうですけど、音楽以外のこともすべて音楽に繋がっているというか。2013年はお酒も飲めるようになったので、それも大きかったですね。」

    1/29に3rdアルバム「吉田山田」がリリースになりましたね。
    吉田「今まで2枚アルバムを出したんですが、自分たちの名前をつけるという発想がなかったというのもあるんですけど、今までのシングルもアルバムもその時の最大限の力で作っては来たんですが、今回の11曲をスタッフが聴いた時に「これこそ「吉田山田」だろ」という感想をいただいたんです。「ちゃんと今の吉田山田が詰め込めたんだな」という自信、そしてデビュー5年目で30歳にもなって、これから音楽で何かを成し遂げていくぞという覚悟を込めてこのタイトルにしました。4曲シングルが入っているんですが、残り7曲は新曲なのでここ最近の吉田山田が詰まっているという感じですね。」
    山田「「日々」がリリースされてから、いいお話をたくさん伺っているんですが、買ってもらった本人だけでなく、親や子供にも聴かせてあげられるようなアルバムになったと思います。」



    2/1(土)は年代問わず楽しいライブになるので、夫婦や家族で楽しんでもらいたいです。

    本当にバラエティに富んだ1枚ですが、2曲目の「カシスオレンジ」のアダルト加減にはびっくりしました。
    吉田「今までとは大きく違うのが「作詞作曲・吉田山田」という形で二人で作って来たんですが、今作からはそれぞれで作詞作曲を担当しようというのが大きなテーマだったんです。シングル「魔法のような」は山田の作詞作曲なんですが、その時に小さな光が見えて来たというか。一人で作ると今までの吉田山田になかった一面が出て来るんだなという。二人で作っている時は荒削りなところから削って削って綺麗にという作業だったんですが、一人だと荒削りのまま楽曲に成長していったので、今までの吉田山田を聴いてくれている方には「こんな曲もあるんだ!」という発見があるかもしれないですね。」
    山田「一人で作詞作曲するにあたって大事にしているのは、頭で考え過ぎないことですね。第六感を使って作詞作曲することで、メロディに乗せて出て来た歌詞の意味が最初わからなかったりするんですよ。でも曲を作っていくうちに「こういうメッセージを発信したいんだな」という、深層心理が後々わかって来る感じですかね。「カシスオレンジ」はマジックアワー…夕暮れの時間の色が混ざった空を見ていて、朝と夜は別のものだけどその境目は曖昧だなと思ったんです。夢と現実も、男も女も、その境目は曖昧…美しいカシスオレンジに似ているなと思ってこのタイトルにしました。」

    そして「日々」です。NHK「みんなのうた」で初めて聴いたんですが、個人的には21世紀3本の指に入るバラードになると思います。
    山田「凄い褒め言葉!」
    吉田「いやあ、本当に作って良かったです…。」
    山田「こういう曲は“狙って”は作れないんですよね。僕の小さい頃に近所に住んでいた畳屋さんのおじいさん・おばあさんを思い出しながら作った曲なんです。小さい頃はおじいさん・おばあさんの関係性がよくわからなくて。仲いいのか悪いのかも。おじいさんが「おい!」って言ったらお茶が出てきたり、目を合わせて話さなかったり。その二人の日々を切り取った1曲なんですが、不思議なことに僕が歌っていてもグッと来るんですよね。歌い手をころころ変えるよりも、物語をストレートにシンプルに伝えたいなと思ってこういうアレンジにしました。」
    吉田「本当、おじいさん・おばあさんに感謝ですね。」

    2/1(土)には札幌・cube gardenでワンマンライブがありますね。
    吉田「ライブの時間は限られているので、ライブの後にも何か残るライブを心掛けたいというのはもちろんなんですが、その場でしか歌えない歌を歌いたいなと思います。」
    山田「年代問わず楽しいライブになるので、夫婦や家族で楽しんでもらいたいです。」

    それでは最後に北海道のファンの方にメッセージをお願いします。
    吉田「定期的に北海道に来させてもらって、より身近に皆さんのことを感じられるようになりました。2014年も去年を越えられるように色々なことに挑戦していきたいと思っているので、よろしくお願いします。」
    山田「ついに北海道ギャグというものを生み出すことが出来ました。最後に心に残る一発ギャグをお届けして終わりたいと思います。うー、じょっぴんかる!(写真参照)」
    ※北海道弁で「じょっぴんかる=鍵をかける」


    インタビュー後記

    心が震える、というのはこういうことをいうのだろう。それが「日々」を聴いた時の率直な感想だ。誰もが共感出来る曲、というのは山田さんが言うとおり“狙って”は絶対に出来ない。その感受性が今の吉田山田の大きな武器であり自信につながっている。そしてその自信が、音楽で何かを成し遂げるという覚悟になる。「吉田山田」というアルバムは、今の彼らが全身全霊を傾けて制作した1枚。多くの家族に愛される、マスターピースになることは間違いないだろう。(橋場了吾)


    「吉田山田/吉田山田」
    (2014.1.29発売/¥2625(tax in)/PCCA03967)
    1.ORION
    2.カシスオレンジ
    3.泣いて泣いて
    4.フリージア
    5.ルーとナンシー
    6.メリーゴーランド
    7.ごめん、やっぱ好きなんだ。
    8.日々
    9.僕らのためのストーリー
    10.魔法のような
    11.航海
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    東京カランコロン

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      「5人のエンターテイナー」による音楽玉手箱


      《L: かみむー氏(Dr) 佐藤全部(B) おいたん(G) いちろー(Vo&G) せんせい(Vo&Key) :R》

      プロフィール

      2009年5月より現メンバー編成にて活動開始。2010年10月「東京カランコロンe.t.」を初の全国リリース。2013年2月にメジャー1stフルアルバム「We are 東京カランコロン」を、11月27日にメジャー2ndアルバム「5人のエンターテイナー」をリリース。
      オフィシャルHP
      http://tokyokarankoron.com/
      ライブ情報
      ワンマ んツアー2014
      2014.2.1(土) 札幌・Sound Lab mole
      開場17:30/開演18:00

      5人のマンパワーでやり切ったアルバムだったので「5人のエンターテイナー」というタイトルにしました。 

      今日はいちろーさんとせんせいさんにお話を伺います。2013年は東京カランコロンにとってどのような1年でしたか?
      せんせい「本当に忙しかったですね。」
      いちろー「リリースがハイペースだったということもあるんですが、今年は初めてワンマンライブツアーをやったり、JOIN ALIVE始め夏フェスにも出させてもらったり。2012年に比べて新しく経験したことが多かったですね。」

      11月27日に2ndアルバム「5人のエンターテイナー」がリリースになりましたね。
      いちろー「前作が「We are 東京カランコロン」というタイトルで、自己主張の強いアルバムだったんですが、自分たちがメジャーデビューして何をやりたいのかをアピールするための、振り切ったメチャクチャなアルバムだったんです。そのアルバムを持って初のワンマンツアーをやらせてもらった時に、こんなメチャクチャなアルバムなのに真剣に聴いてくれて、生で聴くのを楽しみにしてくれているお客さんがこんなにたくさんいるのかと思って、色々感じるところがあったんです。その中で、改めて「何で僕たちは音楽をやっているんだろう」ということを見つめ直してみると、お客さん一人一人がいて初めてCDを製作する側の人間もいるということを感じた1年だったので、その思いを言葉にする時に1曲目のタイトル「誰かのエンターテイナー」の「エンターテイナー」という言葉が、聴く人がいて歌う側がいるということじゃないと成り立たないなと思って。アルバム全体として、お客さん一人一人に対して歌っている歌詞が多いなと思ったので、アルバムタイトルは最後まで決まらなかったんですが、「エンターテイナー」という相手がいることを意識した言葉がしっくりくるなとい思いました。しかも今回はセルフプロデュース…5人のマンパワーでやり切ったアルバムだったので「5人のエンターテイナー」というタイトルにしました。」
      せんせい「いちろーさんの中で「誰かのエンターテイナー」に対する気持ちが凄く強かったので、この曲を大事にしたいと思ったんです。この曲を1曲目にしてアルバムタイトルを「5人のエンターテイナー」にしたいという話があった時に、曲自体も凄く意味を持つことになりますし、アルバム自体も私たちの「こうでありたい」という思いがすべてまとまった気がしたので、すぐに気に入りました。」



      1曲の中に5つの顔があるので、色々な完成形に持っていけるのは面白いですし魅力だなと思っています。

      全曲聴かせていただいて、どの曲のアレンジも緻密ですし、バラエティに富んだアルバムだと感じました。
      せんせい「曲作りは5人でセッションして作っていくんですが、5人とも音楽の趣味がバラバラなので、そのバラバラの感性で1曲を作っていくと、いちろーさんのエッセンスが強い曲はいちろーさんのルーツから出てきた曲になりますし、私のエッセンスが強ければ、私の色になりますし…どういう風にでもアレンジ出来るというか、1曲の中に5つの顔があるので、色々な完成形に持っていけるのは面白いですし魅力だなと思っています。」

      個人的に一番お気に入りの曲がありまして、それが「true! true! true!」なんですが、Michael Jacksonも真っ青のシャウトの嵐です(笑)。「言え言え言え」もライブ映えしそうですね。
      せんせい「まさに(笑)。」
      いちろー「「true! true! true!」は「ホウ」も「ポウ」もありますから(笑)。この曲はセッションしている時に、ウチのベースがイントロのリフを弾き出して、「それいいね」となってどんどん広げていきました。この曲では僕はギターを持たずにハンドマイクで歌うんですが、セッションの時からそのスタイルで一日で完成しましたね。」
      せんせい「これ、仮タイトルが「マイケル」だったんです(笑)。仮タイトルからイメージを引き出していくので、「true! true! true!」も自然とMichael Jacksonをイメージしていたと思います。」
      いちろー「「言え言え言え」は「イエイエイエ」と言う曲を作りたいというだけのところから始まったんですが(笑)、これはライブで盛り上がりそうだなと思って。まだライブではやっていない曲なので楽しみです。」

      2月1日・土曜日には札幌・Sound Lab moleでワンマンライブがあります。
      いちろー「今回のアルバムはライブを意識して作っていたので、相当面白い感じになりそうだなと思い描いています。過去の曲についてもどの曲をやるのかなと楽しみにしてもらえると嬉しいです。」

      それでは最後に北海道のファンの方にメッセージをお願いします。
      せんせい「最高のライブをして、その場の全員が泣き笑いしてすごく幸せな気分にさせたいと思っているので、2月1日・土曜日はワンマンライブに遊びに来てください。お願いします。」
      いちろー「北海道はお客さんも熱くて、おいたんが唯一ダイブをした場所でもあります。また会えるのを楽しみにしているので、アルバムを聴いて待っていてください!」


      インタビュー後記

      アルバムタイトルが今の東京カランコロンのすべてを表していると言っても過言ではない。とにかくバラエティに富んだ楽し過ぎるアルバムを完成させた。まさに音楽玉手箱といってもいいだろう。1曲1曲に込められた思いや緻密なアレンジからは、彼らの音楽に対する愛情が伝わってくる。その愛情がリスナー一人一人に届き、ライブでは更に大きな渦になるだろう。そのライブは2月1日・土曜日。Sound Lab moleというクラブ仕様のライブハウスが、東京カランコロンの手によってどんなエンターテインメント空間に変化するのか楽しみだ。(橋場了吾)


      「5人のエンターテイナー/東京カランコロン」
      (2013.11.27発売/¥2500(tax in)/AVCD38810)
      1.誰かのエンターテイナー
      2.マッハソング
      3.走れ、牧場を
      4.指でキスしよう
      5.true! true! true!
      6.キャラメル
      7.30のbeat
      8.16のbeat
      9.F.L.O
      10.言え言え言え
      11.てのひら
      12.J-POPって素敵ね
      +ボーナストラック
      ※初回限定盤(¥3500(tax in)/AVCD38809B/DVD付)も同時発売
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      lecca

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        更なる高みを目指すIntelligence DeeJayの「JUNCTION TO THE TOP」


        lecca(Vo)

        プロフィール

        2000年シンガーとして、渋谷asia、VUENOS、池袋BED、横浜BRIDGE、PURE、六本木COREなどを中心に、レギュラー・イベントを含め、多数出演。2002年大学卒業後、武者修行と称してニューヨーク、トロントに半年間滞在。現地アーティストとの楽曲制作や、現地クラブでのオープン・マイクを握るなど、アーティストとしての経験値を上げる。またこの頃より、シンガーからレゲエ・ディージェー寄りのMCスタイルへと徐々に変化していく。2003年帰国後、国内での活動を再開。これまでに8枚のフルアルバムをリリースしている。
        オフィシャルHP
        http://avex.jp/lecca/
        ライブ情報
        lecca LIVE TOUR 2014"TOP JUNCTION"
        2013.3.7(金) 札幌・Zepp Sapporo
        開場18:00/開演19:00

        「どこまで行きたいの?」「何がしたいの?」と問うイメージで「TOP JUNCTION」というタイトルにしました。 

        leccaさんにお話を伺うのは何と3年半ぶり…ビックリですね。
        「お互い(時間を)経ましたね(笑)。実は2013年は何も出来なかったんじゃないか、っていうくらいやり足りない1年だったんです。自分的には物足りないというか。音楽の問題なんですが、頭の中に浮かんでいる、自分が今一番やりたい音楽というのをもっと打ち出せるはずだったのに、そこが強く出せなかったり。そこが一番の反省点ですね。今の世の中で「流れやすい音楽」「流されやすい音楽」があると思うんですが、レゲエやヒップホップは今はEDM全盛なので、自分もレゲエやヒップホップを中心に出来るのかということを自問自答しながらやっている感じなんです。今年はもっとやって良かったのにな、と思っています。なので2014年はがっつりやろうと思っています。あのSean PaulですらEDM中心のアルバムらしいんです。彼は世界の最前線で活躍しているので、そういう音になるのは自然なことだとは思うんですが、Major Lazorみたいな元々EDMをやっていた人たちが、ジャマイカ回帰をしていたり二極化しているなと思いますね。自分がどっちをやりたいのか、と言われたら答えははっきりしている気がするので、今年は反省の1年です。」

        12月11日にアルバム「TOP JUNCTION」がリリースになりましたね。
        「正しい英語にするならば「JUNCTION TO THE TOP」というイメージなんですが、今日がたくさんの選択肢の中から一つを選ばないといけない分岐点に差し掛かっているとしたら、最高の自分を目指すべきだと思いますし、目指していいと思うんですよね。自分に改めて「どこまで行きたいの?」「何がしたいの?」と問うイメージで「TOP JUNCTION」というタイトルにしました。」



        「leccaの考えるRHYMESTERの魅力」というタイトルで企画書を書きました(笑)。

        2曲目にはRHYMESTERをフィーチャリングに迎えた「Sky is the Limit」が収録されていますが、相性バッチリですね。
        「実はRHYMESTERとはお会いしたこともなかったんです。ここ2年くらいの間、ツアースタッフと映像チームがRHYMESTERと一緒で、ツアー中も映像制作中もずっとRHYMESTERの話を聴いているわけですよ(笑)。素のRHYMESTERの話を聴けば聴くほど、音がカッコいいのはわかっていたんですけど「そんなにカッコいいのか!?」と思って。裏の姿というか、音楽に対する姿勢や努力、自分たちを研鑽することを聴いていると「10年以上も先輩の方々がこんなに努力していたら、私はもっと頑張らないとダメじゃん」と思ったんです。彼らの持つ説得力をお借り出来ないかなと思って、去年から熱烈ラブコールを送り続けて、タイミングがあってコラボ出来たという感じですね。で、初顔合わせは会議室だったんですが、手ぶらでは行けないと思って、「leccaの考えるRHYMESTERの魅力」というタイトルで企画書を書きました(笑)。そしてRHYMESTERが私とコラボしてくださるならこんな曲をやりたいというのを3曲作っていったんです。タイトルも歌詞もなんとなく決めて行ったんですが、RHYMESTERに「君マジメだね〜」と言われました(笑)。もちろんここからJINさんと一緒にトラックを作らせていただいて、Mummy-Dさんにはプロデュースもお願いして…という形で「Sky is the Limit」を選んでもらいました。」

        トラックも含めて一緒に制作するコラボというのは珍しいですよね?
        「私の名義の場合は、私が曲を作って入っていただくパターンだったので、今回のようなパターンは初めてですね。最初は「時間がかかるんじゃないか」とか不安だったんですが、実際やってみたら「セッションってこういう感じだよな」というのを思い出したというか。Mummy-Dさんとはレコーディングの前日までアイディアの出し合いだったので、自分一人じゃない作り方がこんなに面白いのかと思って、ユニットやグループが羨ましくなりました(笑)。」

        2014年3月7日・金曜日には札幌・Zepp Sapporoでライブがありますね。
        「前回「Zoolander」の時のツアーは楽しい二時間だったと思うんですが、今回は楽しくないわけじゃないんですが(笑)、もう少しシンプルかつストイックな感じ…来てくれた皆の背中を押せるような二時間にしたいなと思っています。背筋がシャンとするような、エネルギーがもらえるような時間になるかなと思います。」

        それでは最後に北海道のファンの方にメッセージをお願いします。
        「2013年も終わりましたが、色々な反省点が浮かんでくる時期だと思います。そんな時だからこそ、これから自分はどんな絵を描き、どんな自分になりたいのかがたくさん出て来る時でもあります。反省点があればあるほど伸びしろもあると思うので、その気合を持ったまま「TOP JUNCTION」と一緒に2014年に突入してほしいなと思います。」


        インタビュー後記

        ライブ会場などではちょくちょくお会いしていたものの、こういった公式インタビューは実に3年半ぶり。にも関わらずそのIntelligence DeeJayっぷりは変わらずどころか、さらに磨きを増して、自身の音楽の解説を丁寧にしてくれた。少しばかり所帯じみた話をした時には「(時を)経ましたね」と笑っていたが、「TOP JUNCTION」という作品の充実ぶりを見る限り、物凄く良い時間の重ね方をしてきたのだなと感じさせてくれた。「TOP JUNCTION」とは日本における英語表現を意識した造語で、より正確な意味合いとしては「JUNCTION TO THE TOP」と語っている通り、leccaさんが更なる高みに達するための1枚といってもいいだろう。そしてこのアルバムがリスナー私たちにとっても、背中を押してくれる高みを目指させてくれる作品であることは言うまでもない。(橋場了吾)


        「TOP JUNCTION/lecca」
        (2013.12.11発売/¥2940(tax in)/CTCR14814)
        1. RUNWAY
        2. Sky is the Limit feat.RHYMESTER
        3. BLANK
        4. ヤマトナデシコ
        5. あいあん・はあと
        6. to be continued
        7. 恋初め
        8. MOVE
        9. SOLA
        10. Back to U feat.TEE
        11. 100年の明日
        12. 霧が晴れるまで
        13. JUNCTION
        ※初回限定盤(¥3360(tax in)/CTCR14813/DVD付)も同時発売
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        空想委員会

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          2014年、日本の音楽シーンに才能という「雨」が降り注ぐ


          《L: 岡田典之(B) 佐々木直也(G) 三浦隆一(Vo&G) :R》

          プロフィール

          2010年より現メンバーで活動開始。2011年12月にインディーズデビューを果たし、2012年9月に1stシングル「完全犯罪彼女」、2ndミニアルバム「僕はまだ必要十分条件を満たしていない。」を同時リリース。 2013年3月に1stEP「空想見聞録」をリリース。2014年1月に3rdEP「空の罠(下)」をリリースし、今春メジャーデビュー予定。
          オフィシャルHP
          http://kusoiinkai.com/

          公的な響きなんだけどくだらないことばかりやっているのって何だろうと思って、空想委員会というバンド名にしました。 

          空想委員会の3人のメンバーが集まったきっかけを教えてもらえますか?
          三浦「これ、話すと結構悲しいんですけど(笑)。空想委員会は現在が第3期メンバーでして、僕が唯一のオリジナルメンバーなんです。過去2回、僕以外全員辞めるということがありまして…バンド名だけ持って首になっちゃうということが2回(苦笑)。それがあっての第3期メンバーで、ちゃんと出来ているという感じです(笑)。」
          岡田&佐々木「ちゃんと(笑)。」
          岡田「佐々木と僕は同じバンドにいたんですが、三浦君が首になったのと同じ時期に、ウチのバンドのヴォーカルもいなくなってしまって…タイミングが良かったんですよね。」
          佐々木「それでヴォーカルがいなくなった僕らのバンドに三浦さんが入って…。」
          三浦「でもバンド名は僕が持っていたので、そのまま空想委員会になるという(笑)。」

          空想委員会というバンド名はどのような意味でつけたんですか?
          三浦「考えたのは僕なんですが、結成当時ライブハウスに出ると、横文字のアーティストばっかりだったんです。彼らと差別化を図りたいと思ったのと、公的な響き…国会公安委員会みたいな漢字の羅列が好きで。そういう響きなんだけど、くだらないことばかりやっているのって何だろうと思って、空想ばかりしている委員会…空想委員会にしました。」

          空想委員会にとって2013年はどんな1年でしたか?
          佐々木「東京でのワンマンライブは本当に凄い景色でしたね。そして夏はフェス…サマーソニックやイナズマロックに出たり、学生と対バンするツアーをやったり。凄い面白かったですね。」
          三浦「今年は本当濃厚な1年でしたね。2012年より確実に音楽の時間が増えましたし、ありがたいことです。」

          1/15にEP「空の罠(下)」がリリースされましたね。
          三浦「これまでテーマを決めてCDを作ったことがなかったんですが、今回は「雨」をテーマに作ろうと思って、全曲雨に関する曲になっています。10月に千葉でワンマンをやったんですが、僕等は周りから「雨バンド」だと思われているので、お客さんには自称・晴れ男&晴れ女に集まってもらい対決しようとなりまして。その結果…曇りという微妙な感じだったんですが、雨にまつわる曲CDを作ると宣言して、そこから曲作りを始めました。」



          「空の罠(下)」は今までやったことのないことに挑戦したCDになっています。

          凄い短期間で出来た、ということですよね?
          佐々木「凄いきつかったですね。全然寝ませんでした。」
          三浦「「空の罠(上)」も含めて全7曲、1か月くらいしか時間がなかったので、ギリギリでした(笑)。」
          岡田「今回ばかりは「やばいかも」と思いました。」
          佐々木「今までやったことのないことに挑戦したCDになっていますね。音作りでも「これちょっと雨っぽいね」とか、リバーブやミュートを多めに使ってみたりとか。音やフレーズでも雨を意識しましたね。」
          岡田「歪み加減で雨を表現したり。そういう意味ではレコーディングは凄い楽しかったですね。」
          三浦「最初全然出来なくて…僕が原型を作ったものを二人に提出しても「アレンジ出来ないです」と言われて「じゃあ違うの作って来ます」みたいな(笑)。「雨」のイメージがなかなか通じなくて…リリースされたのは7曲ですが、実はもっとたくさんの曲を作ったんです。」
          佐々木「決してボツではないんですよ、違うタイミングならOKの曲もありましたから。」
          三浦「言い方だよね(笑)。」

          1曲目が「プロポーズ」…いきなりバラードスタートです。
          三浦「今回は結構攻めたんですよね。そもそも空想委員会は恋愛における偏差値が低いので、そういう歌詞の曲が多いという歴史があっての「プロポーズ」なので、皆びっくりしたと思うんです。ただ本気で「プロポーズ」みたいな曲は恥ずかしくて作れないので、「もしプロポーズするんだったら、こんなことを言うよ」という感じで作りました。」
          佐々木「バラードを1曲目にしたのは初めてなんですけど、この位置しかなかったんですよね。」
          岡田「完成してみたら「これは1曲目だわ」と皆納得して1曲目にしました。」
          三浦「最近のバンドはバラードをリードトラックにすることって少ないと思うんですけど、それが出来るのが空想委員会だと思うので、攻めてみました。」

          それでは最後に北海道のファンの方にメッセージをお願いします。
          岡田「北海道でのライブはまだ少ないんですが、今年はたくさん来て、遊びに来てほしいと思っているので、その時はよろしくお願いします。」
          佐々木「先日のライブで北海道にも待ってくれている人がたくさんいることがわかったので、必ずまたライブで来たいと思います。」
          三浦「次のライブでは全道から集まってほしいですし、ライブに来られない方にも伝わるよう頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。」

          インタビュー後記
          空想委員会の楽曲を一聴すれば様々な音楽が背景にあることはわかるのだが、あるテーマに沿って楽曲を制作してもバラエティ度を全く失わない音楽センスは素晴らしい。「空の罠(下)」に収められた楽曲は4曲。テーマこそ「雨」という共通項に括られているが、サウンドやリリックの方向性はすべて違う。1曲目ではきっちりバラードで聴かせ、2曲以降にライブ映えするアッパーナンバーがあり、ラストはイントロから「雨」を感じさせる1曲で締め…2014年大飛躍すること間違いなしの才能の塊がここにある。空想委員会、この名前を覚えておかないと損しますぞ。(橋場了吾)


          「空の罠(下)/空想委員会」
          (2014.1.15発売/¥1500(tax in)/OECD1006)
          1.プロポーズ
          2.雨男のメソッド
          3.悪天ロックフェスティバル
          4.霧雨ガール
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          Chicago Poodle

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            色々な種類の愛を歌う抒情ピアノバンド


            《L: 辻本健司(B) 花沢耕太(Vo&Key) 山口教仁(Dr) :R》

            プロフィール

            ボーカル&ピアノ花沢耕太、ドラム山口教仁、ベース辻本健司の3人編成。全曲を花沢が作曲。作詞を山口、辻本それぞれが手がける。80年代洋楽ポップスに影響を受けた花沢が創る懐かしく、せつないメロディー、コード感。山口&辻本のリズム隊が織り成すアーバンなアンサンブルは、『ピアノ名曲工房バンド』として、全国に浸透中。
            オフィシャルHP
            http://chicagopoodle.com/

            今年からようやく色々なものが晴れてギアを入れ替えてChicago Poodleが進みだしたという感じです。

            Chicago Poodleの皆さんにインタビューさせていただくのは5年ぶりとなります。2013年はどのような1年でしたか?
            花沢「4月24日にアルバム「3.0」をリリースしたんですが、2年半ぶりのアルバムだったんです。8月に出したシングルも2年半ぶりで。去年は活動はしていたんですが、僕ら的にもモヤモヤしていたというか、「活動出来ていたな」という感覚ではないんですよね。で、今年からようやく色々なものが晴れてギアを入れ替えてChicago Poodleが進みだしたという感じです。ここからはノンストップで活動していきたいですね。」
            辻本「今年は車での移動が凄かったんですよ、大阪(地元)から青森(ライブ先)とか。」
            花沢「青森から大阪までは13時間ですから。皆で交代で運転していくんですが、ファミコンの話とかネタは尽きないですね(笑)。」

            2013年
            8月28日に両A面Sg「タカラモノ/君の笑顔がなによりも好きだった」がリリースになりましたね。
            花沢「「タカラモノ」は4月にリリースしたアルバムからのシングルカットなんですが、僕らにとっても初めてのことだったんです。とある動画サイトで評判になったのがきっかけだったんですが、僕らの意志というよりも、皆さんはシングルに押し上げてくれたという形ですね。曲は2年くらい前からあって、とある企業の100周年の曲を書いてほしいという依頼があって作った曲です。“家族”をテーマに詞を書いてほしいというオーダーがあって、僕の作ったメロディに山口が歌詞を書きました。」
            山口「“家族”をテーマにということだったんですが、企業さんのイメージとしては「もっと年配の方に」というのがあったんです。僕らとしては等身大のメッセージも盛り込みたいということで、周りの友達がたくさん結婚するタイミングだったりもしたので、そういうことも反映させて書きましたね。」

            もう1曲が「君の笑顔がなによりも好きだった」ですがアニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマにもなっていますね。
            花沢「コナンさんから…いや、コナンの制作スタッフさんからの依頼で(笑)、書かせていただいた曲です。作曲面では1分20秒というエンディングの枠に収まる時間を物凄く考えながら作りましたね。最初作っていた曲を1分20秒に当てはめてみたところBメロの途中で切れてしまって(笑)。「これはちょっとヤバい」と思って大幅に修正して、1分20秒に収めました。OA時期が夏終わりからだったので、夏の終わりにはまるメロディを意識しましたね。」
            辻本「アニメのタイアップは初めてだったので、幅広い世代に聴いてもらうことを考えて、難しい言い回しは避けました。花沢の作ったメロディを聴きながら、山口と二人で切ないフレーズを書き出していって当てはめていった感じですね。実際にテレビから流れて来た時は嬉しかったです。」



            来年は北海道でワンマンライブが出来るよう頑張りたいと思います。

            アニメのエンディングテーマが初めてだったということですので、感慨もひとしおだったと思います。
            花沢「素直に嬉しかったですね。曲が出来た時にはまだ絵コンテを見ていなかったので、アニメーションと曲が合わさったのを初めて見た時は震えましたね。」

            2014
            年は大きなステージが待っているんですよね?
            辻本「2014年2月22日・土曜日に、僕らの地元・大阪の森ノ宮ピロティホールという場所でワンマンライブが決まっています。この間札幌でインストアライブをした時にも「大阪のライブ行きます」というお客さんがたくさんいらっしゃったので、全国から集まって来ていただいたファンの方の前で最高のライブをしたいと思います。」

            それでは最後に北海道のファンの方にメッセージをお願いします。
            山口「今年は北海道に来て味噌ラーメンを一日に二度食べて非常に満足出来ました(笑)。来年は北海道でワンマンライブが出来るよう頑張りたいと思います。」
            辻本「2013年は凄く充実した1年だったんですが、2014年もさらに上を目指してChicago Poodle頑張りますんで、北海道でライブのある時には是非遊びに来てください。応援よろしくお願いします。」
            花沢「個人的に北海道が大好きでプライベートでもよく来ています。またこの北の大地に戻って来たいと思っていますので、その時は是非生のChicago Poodleを見に来てやってください。よろしくお願いします。」


            インタビュー後記

            久しぶりに会った3人の大学の後輩たちは、以前よりもたくましく自信に満ち饒舌になっていた。CDリリースこそ少し空間が空いたものの、大小問わずライブをしてきた経験が裏付けになっているのだろう。その中で生み出された「タカラモノ」という、色々な種類の愛を包括した楽曲が完成した。おそらくChicago Poodleの代表曲としてずっと歌い続けられるであろうこの曲で、「シカプー流ラブソング」が確立したと言ってもいいだろう。懐かしさと新しさが同居するこのバンド、もっともっと“表”に出て来ていいはずだ。(橋場了吾)


            「タカラモノ/君の笑顔がなによりも好きだった/Chicago Poodle」
            (2013.8.28発売/¥1050(tax in)/GZCA7171)
            1.タカラモノ
            2.君の笑顔がなによりも好きだった
            3.タカラモノ -Piano Arrange Ver.-
            4.タカラモノ -Voiceless Ver.-
            5.君の笑顔がなによりも好きだった -Voiceless Ver.-
            ※初回限定盤(¥1680(tax in)/GZCA7169)も同時発売
            CDの購入はこちら →
            【SAPPORO MUSIC NAKED】Amazon Store 


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