Skoop On Somebody
7人の歌姫を迎えた極上のベッドタイムミュージック
《L: KO-ICHIRO(Key) TAKE(Vo) :R》
プロフィール
1995年に大阪にてSKOOP結成。1997年にメジャーデビューし、2000年にアーティスト名をSkoop On Somebodyに改称。2002年には、CHEMISTRYへ「My Gift to You」の楽曲提供と活躍の幅を広げる。2012年にデビュー15周年を迎え、2013年2月20日に初のデュエットミニアルバム「S.O.S. Duets」をリリースした。
オフィシャルHP
http://www.skoop.jp/
ライブ情報
2013.5.5(日) 札幌・Zepp Sapporo
「ありがとう」という気持ちで振り返りつつ、音楽やライブでお返ししていくのが使命だと思っています。
Skoop On Somebodyのお二人にお話を伺うのは3年5か月ぶりになります。ライブは見させていただいているのでちょくちょくお会いはしているんですが(笑)。
TAKE「ありがとうございます。いつもお世話になっております(笑)。」
以前もお話したと思いますが、私がこの業界に入って一番最初に、一人でアテンドしたアーティストがSkoop On Somebodyだったんです。もう14年前ですね。
TAKE「当時の僕らはどうでした?感じ悪くなかったですか?(笑)」
KO-ICHIRO「ぶっちゃけで大丈夫ですよ(笑)。」
いやいや、こういうオーラがあるからこそ人前でステージに立って演奏出来るのだと感動しました。
TAKE「嬉しいですね。またこうやってお会い出来るのも嬉しいですね。Twitterにも書き込んでくれたんですよね、愛を感じております!」
Skoop On Somebodyはデビューから15年が過ぎました。
TAKE「一つ一つの作品・ライブに向き合って来て、ふと気が付いたら15年経っていた、というのが正直な感想なんです。でもこうやって15周年をファンの方に祝ってもらったり、音楽の仲間たちもたくさん増えていて、僕らの15年分の宝物ですよね。「ありがとう」という気持ちで振り返りつつ、音楽やライブでお返ししていくのが使命だと思っています。」
2月20日に初のデュエット作品集「S.O.S. Duets」がリリースになりました。
TAKE「ソウルの名盤でDonny HathawayとRoberta Flackのデュエットアルバム(1972年リリース)は自分にとってのバイブルなんですけど、デビューしてからいつかそういうデュエットアルバムを作りたいなというのはどこかにあったんですよね。それで去年15周年を迎えて色々な方に祝ってもらって、このお祝いムードだったら少々のお願いを聴いてもらえるかなと思って(笑)。スケジュールはタイトだったんですけど、皆さん快諾してくれまして、こんな豪華な方々が歌いに来てくれました。」
Skoop On Somebodyのエロさと爽やかさがバランスよく融合された1枚だと思いました。
TAKE「そこ(エロさ)はソウルシンガーの諸先輩方を見て、60歳になっても70歳になっても男のフェロモン出しまくりの“現役感”…「俺は枯れない」というのがソウルだと思いますし、僕らもそうありたいなと思いますよね。」
「S.O.S. Duets」では彼女たちの素顔がちらっとでも見えたら嬉しいなという思いで準備に準備を重ねました。
Crystal Kayさん、広瀬香美さん、Aliceさん、夏川りみさん、May J.さん、多和田えみさん、松尾依里佳さん…名前を見ているだけでワクワクするデュエット相手です。
TAKE「せっかくSkoop On Somebodyのフィールドに遊びに来てもらうので、普段使わないような表情や声色にもスポットライトを当てて、彼女たちの素顔がちらっとでも見えたら嬉しいなという思いで準備に準備を重ねましたね。で、スタジオに入ったら本当に楽しいレコーディングでした。忙しい中来てもらっているので1テイクで全然OKなのに、もっと良くしたい、僕ももっとうまくエスコートしたいというやり取りをしているとあっという間に夜中になってました。」
メンバーのセレクトはどのように進めたんですか?
TAKE「ホワイトボードに思いつくままに、こういう方とこういう曲をデュエットしたい、というのを書き出して(笑)。はじめましての方もいますが、ライブでお会いしていた方もたくさんいて、これも15年やってきた宝物だと思いますね。ぶっちゃけ二回りくらい下の方もいますから(笑)。僕らは「どうやったら黒人ぽく聴こえるか」「どうやったらソウルっぽく聴こえるか」ということに苦労した世代なんですが、AliceさんたちはナチュラルにR&Bを歌えるんですよね。全身R&B、ディーヴァなんですよね。」
それはSkoop On Somebodyを代表とするR&Bアーティストが日本にR&Bを根付かせた結果だと思います。
TAKE「ありがとうございます。May J.さんも「ずっとSkoop On Somebodyの音楽聴いてました」「何歳くらいの時から?」「小学生の時から!」みたいな場面もありましたけど(笑)、僕らと一緒に音楽を奏でることを楽しんでくれている様子だったので、本当に嬉しい・楽しいばかりのレコーディングでしたね。」
普段はTAKEさんのヴォーカルのみなのでアレンジや演奏は結構苦労されたんじゃないですか?
KO-ICHIRO「アマチュア時代から数えると20年近く、TAKEの横には僕のピアノがありましたから、そういう意味では(TAKEの)オイシイところは全部知っているんです。女性陣がそれぞれキーも違えば輝くポイントも違うので、デュエット曲とお相手が固ってこないとアレンジは詰められなかったんです。で、数日間かけて用意したものもレコーディングの数秒で変わるわけです。やっぱり事件は現場で起きるので(笑)、それも楽しかったんですよ。このデュエットアルバムをやらせてもらえたのは、僕らに対するご褒美だと思います。ゲストの方々のおかげで、ホストヴォーカリストとしてのTAKEが少しずつ違うものを見せられたというのは大きいですよね。」
TAKEさんの歌声もいつもの色気にプラスして優しさを感じました。
TAKE「結局歌というのは女性のものだと思うんですよ。男の役目としては優しさでエスコートしながらも、強さや熱さは担っている、というのが僕の理想像なんですよね。“歌姫”という言葉はありますけど“歌殿”とは言わないでしょ?(笑)色々な世代の色々なジャンルの女性ヴォーカリストが僕らの現場に来てくれた時に、素直に僕らの音楽を楽しんでもらうことの喜び…自分たちだけじゃなくて、誰かを迎え入れて喜びを感じてもらうという感じですかね。Skoop On Somebodyというレストランがあったら、順番を考えながら美味しいもの食べてもらって、美味しいお酒飲んでもらって、結果満足して帰ってもらう…聴いてくれる方々にも楽しんでもらいたいなという思いでリリースしました。」
KO-ICHIRO「曲順は揉めましたね。スタッフ含めて5人が曲順の案を出したところ5通りありましたから(笑)。」
札幌はツアー初日なのでドキドキしていますが最高の夜に出来たらなと思っています。
最後の曲はインストです。KO-ICHIROさんのピアノと松尾依里佳さんのヴァイオリンという楽器のデュエットですね。
KO-ICHIRO「高学歴のタレントさんとしておなじみですけど、ヴァイオリンを愛してやまない方なんです。今回初めてご一緒する前に彼女が演奏している動画も見せていただいて、僕の中で彼女のイメージがひまわりだったのでそんな曲が出来たらいいなと思って作りました。」
初回限定盤(写真)にはとんでもないDVDがついています(笑)。2012年6月に東京・渋谷公会堂で行われたライブがほぼ全編収められていますね。ほとんどの曲がリアレンジされているんですが、オリジナルのままで演奏されているのが名曲「ama-oto」です。
TAKE「僕らもライブに行った時に大好きな曲が新しいアレンジになっていたら、嬉しい反面、「あの時のあのアレンジで聴きたかった!」と思う時があるんですよね。そういう意味では「ama-oto」はリリースした当時のアレンジで歌ってみました。」
5月5日・日曜日には札幌・Zepp Sapporoでライブがあります。
TAKE「タイトルが「Duet with you」ということで来てくれたあなたと僕らのデュエット…ライブは親密なものですし、何がどうなるかわからない自由な部分も必要だと思うんです。あとはお客さんとの呼吸…お客さんの反応を受け止めて歌の抑揚やグルーブに繋げていく…札幌のライブはツアー初日なのでドキドキしていますが最高の夜に出来たらなと思っています。」
それでは最後に北海道のファンの方々にメッセージをお願いします。
KO-ICHIRO「5月5日に北海道に戻って来られるのがわかっているだけで嬉しいです。僕らも精いっぱいの準備をして臨みますので、当日目いっぱい楽しみましょう。お待ちしています。」
TAKE「やっぱり札幌熱いですね。人の温かさに触れて札幌に来るたびにほっとして帰っています。ライブで聴きたい曲がありましたら【SAPPORO MUSIC NAKED】に伝えれもらえれば、まだ間に合いますので(笑)。一緒に最高のライブを作れたら嬉しいです。遊びに来てください。」
インタビュー後記
初めてSkoop On Somebodyのお二人に出会ったのは14年前。当時感じた男の色気には何ら変化がないどころか、更に大人の雰囲気を感じさせてくれる。今や“ベッドタイムミュージックのファンタジスタ”と呼ばれるSkoop On Somebodyの新作は、彼ら自身が憧れているR&Bアーティストのスタイルをモチーフとしたデュエットアルバム。ベテランから新人まで色々な世代の歌姫を迎え、極上のベッドタイムミュージックを聴かせてくれている。どの曲も個性的でドキドキする曲、リラックスできる曲など多種多彩。今年はこのアルバムで大人の夜を過ごしたい、そう思わせてくれる1枚だ。あ、ライブで聴きたい曲のリクエストもお待ちしています!(橋場了吾)
「S.O.S. Duets/Skoop On Somebody」
(2013.2.20発売/¥2548(tax in)/SECL126)
1.T.Y.L.(w/Crystal Kay)
2.冬のファンタジー(w/広瀬香美)
3.ふたりごっこ(w/Alice)
4.A WHOLE NEW WORLD(w/夏川りみ)
5.Just The 2 Of Us(w/May J.)
6.Anniversary(w/多和田えみ)
7.Twit and Chat(w/松尾依里佳)
※初回限定盤(¥8000(tax in)/SECL1260-1261/DVD付)も同時発売
CDの購入はこちら → 【SAPPORO MUSIC NAKED】Amazon Store
- 2013.02.27 Wednesday
- MUSIC NAKED(ハダカの告白)
- 19:00
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- by Ryogo Hashiba